Oct 4, 2009

Today's_Calendar(10/4)

Today's_Calendar

茶碗や湯飲みの足は何のため?
今日は陶器の日。茶碗や湯飲みの底にはご存知のように、周りより高くなった足のようなものがついている。この部分は、ろくろから切り離すときに糸状のものを使うので、糸じりとか糸底といわれているが、これはデザインのためではなく、窯で陶器を焼くときのためにつけられるもの。陶器は収縮率が高く、焼くと原型より2割も小さくなる。このとき底がべったりとついていると底の抵抗でひずみが生じ、形が歪んでしまうのだ。そこで、足をつけて底の抵触面積を小さくし、ひずみを防いでいるというわけ。足のおかげで熱い湯飲みや茶碗も持ちやすくなるから、一石二鳥の働きをしていることになる。

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